活動カレンダーへ
 

8月21日市役所交渉報告

モデル事業の要綱案 提出
市は硬直姿勢

 

 

 8月21日の午後1時から3時まで、山口市役所第10会議室でアルゴの行政認可を求める市役所交渉を行いました。障害者は華南園・高嶺園からを含めて8名、健全者が9名参加しました。対応は、市高齢障害課課長と障害担当でした。→要望書

 この交渉に向けて事務局は制度・法令を6月から研究し続けました。7月の幹事会で判断を一任された事務局は、集団生活の場の確保には、公営住宅法に基づく市のモデル事業化を要綱案をつけて提案。専従費・運営費は適当な制度が見当たらないので、要求をあげ続けて行政の反応を見ることにしました。
 集団生活の場の確保について市は、「福祉ホーム」が県の福祉計画の中で検討されていると報告しましたが、市の姿勢は示しませんでした。公営住宅法の研究をする、と言うだけでした。
 話しの中で市は、「探してみたら適当な民間物件はあった。なぜ民間アパートを借りないのか」と発言しました。障害者福祉の窓口から、障害者差別の実態を把握していない発言が出たことに、参加者一同は大いに怒りました。
 2年前にも市は民間アパートを探すよう求めてきたので奔走したのですが、障害者が行くやどこでも門前払いされたこと。介護者がいることをいくら説明しても、ダメだったこと。だから公営住宅への入居を求めていることを説明しました。それらはこれまで交渉で説明してきたではないか、と抗議もしました。
 専従費について市は、「福祉ホーム」「自立支援事業」を提案してきました。事務局は、「自立支援事業」は「バックアップ施設」がいるので使いたくないと答えました。「福祉ホーム」は他人介護料が支給されなくなると聞いていると言うと、市はそうは聞いてないとの反応でした。

 市の硬直姿勢を変えていくのに、障害者と健全者の生の声に勝るものはありません。今後もみなさんのご協力をお願いします。