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5月9日市役所交渉報告

鍵は「いきいきプラン」
市営住宅内設置もプラン次第

 

 

 これまでのグループホーム交渉の続きとして、5月9日山口市との交渉を行いました。参加者は14人。高齢障害課から課長を含む3人、建築課から1人が対応されました。
 午後2時になるのを待ちきれないかたちで交渉は始まりました。第10会議室につめかけた参加者一同は、自己紹介し、要求書を読み上げた後、前回の交渉で積み残しにした質問への回答を、市に求めました。→要求書

 1点目である、17年前に富田さんが山口市と結んだ約束(市営住宅への障害者の優先的入居)は、建築課で調べた結果、確認できなかったそうです。あくまで市営住宅の入居は抽選で、という姿勢でした。
 ただ、(1)市営住宅への身体障害者の入居には配慮している。(2)新築はみなバリアフリー、と、積極的な姿勢も示されました。また、矢原市営住宅の障害者用は数個程度で、間取りはまだ公開できないこと、が報告されました。

 2点目であるセンター運動に対する評価では、入居者会議・介護者会議・施設交流会を高齢障害課が非常に高く評価されました。

 交渉の中で、アルゴ入居者銘々がグループホーム設置を求め、声をあげました。富田さんは、「結婚しているけど住宅もないし、民間では断られるし。それでと市営住宅を希望します。お願いします」と、自らの結婚生活と結び付けてグループホームを求めました。
 「福祉方針に基づいて、具体的に何をされているのか」という質問があがると、高齢障害課は、(1)県身体障害者団体連合会、盲人福祉協会、手をつなぐ親の会などに補助している。(2)連合会は市内に会員が約500人おり、年間10万円出している。(3)個人的な活動には、公の補助金は出せない。と答えられました。個人的な活動とは何か、との質問に答えはありませんでした。
 煮えきらない市に、交渉終盤、「市長の判断でできないか」「『いきいきプラン』なら、既存の公営住宅法にとらわれる必要はないと思う」「何が引っかかるのですか」と追求が続きました。市の回答は「『いきいきプラン』と『障害者福祉計画』の中で対応したい」でした。