やまぐち障害者開放センター
代表 藤井 彰 様
全身性重度障害者のための住宅設置に関する
要望について(回答)
市政の推進につきまして、平素から格別のご協方をいただき厚くお礼申し上げます。
本市では、平成9年に策定いたしました、「山口市障害者福祉計画」に基づき、障害の有無を問わずすべての人々が地域で安心して生活できるように、自立と社会参加の促進、安心して住みよい生活環境の整備、障害者福祉サービスの充実に努めてまいりました。しかしながら、ご要望の身体障害者グループホームの整備につきましては、現在のところ国の補助対象事業としても行われておらず、本市でも取り組んでいない状況です。
国においては、身体障害者福祉審議会が平成11年1月25日付けで「グループホーム事業の必要性を検討する必要がある。」と提言しているところであり、今後の国の動向を注視しながら、市としてもグループホームの設置を研究してまいりたいと考えております。
ところで、障害者や高齢者の皆様が、地域で生活しやすい条件を満たす住宅は十分でないと認識しておりますが、皆様が賃貸住宅等を借りられ、条件が整えば、「重度障害者日常生活用具の給付事業」及び「重度、心身障害者住宅改善助成制度」により居住面の支援が可能となります。
また、現在建て替えを計画している矢原市営住宅では、障害者の方が優先的に入居できる住宅を確保していく予定にしていますので、要件を満たせばご利用いただくことも可能となります。ただし、市営住宅のグループホーム化は、公営住宅制度になじまないことからできませんので、ご理解を賜りたいと存じます。
|