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1月懇話会報告

山口市の新障害者福祉計画案が出される
私たちが以前に要望した、賃貸住宅入居の斡旋が盛りこまれる

 

 1月7日午後3時より山口市役所第10会議室にて、第2回目となる、山口市の福祉計画策定懇話会がありました。この懇話会に傍聴者として、やまぐち障害者解放センターより4名が参加しました。
 今回も直前に、策定委員である山口県身体障害者団体連合会の大平さんに話しを聞いていただく機会を設けていただきました。大平さんとは、市営住宅に集まれる空間を確保することが重要だねと確認しあいました。
 懇話会では、始めの1時間ほど福祉計画案を高齢障害課の方が読み上げ説明されました。長いものでしたので、一度説明を聞いただけではなかなか分からなかったというのが、率直なところです。
 案の中で、賃貸住宅への障害者の入居を行政が斡旋することが記されていました。2000年の交渉で私たちが求めたことが計画に載ったことに、声はあげるものだと実感しました。
 説明が終わり策定委員の発言の時間になると、今回も大平さんが「アルゴ」の必要性を述べてくださりました。感謝いたします。
 その他としては、精神障害者のグループホームを建設してほしいという要望や、古くなった作業所の建設をしてほしいという要望が出されたのが印象的でした。しかし、前回に比べ障害当事者からの要望が少なかったような印象だったのが気になります。
 作業所についての要望の中では、「何万人用のものではなく、たかだか75人規模の作業所が何でできないのだ?」と委員が噛みつくシーンもありました。対応された高齢障害課の方は、「公平に進めていかねばなりませんので」と役所的な「公平」という考えが今回も出されていました。
 療護施設の修理に関する要望も出ましたが、高齢障害課からは、必要な施設は選んで残すという考えが示されました。昨年12月24日に政府が出した「障害者基本計画」で示された「脱施設」ではなく、山口市は施設の運用を多面化する方向で考えているなという印象を受けました。

 次の懇話会は最後のものとなり、2月6日の午後3時から行われます。来年度から施行される福祉計画に「アルゴ」のことを載るよう、最後のがんばりをみんなでやりきりましょう。