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2月4日市役所交渉報告

福祉計画に要望明記求める
施設内外貫き、健常者も意義アピール

 

 

 2月4日、身体障害者の集団生活の場と専従費の行政補助を求める第6回市交渉を行いました。
 この交渉は、翌々日の市の新福祉計画策定懇話会直前に、再度私たちの声を出すため設定しました。
 午後2時から4時まで、13人参加のもと、山口市役所議会会議室にて行われました。

 始めに「アルゴ」入居者の藤井さんが、共に住む障害者の叱咤激励の中、「このままじゃダメだ」と寝たきりから脱したことを報告しました。
 続けて在施設障害者が、「アルゴ」の仲間が話しを聞いてくれたので施設に文句を言えるようになったなど、障害者同士のつながりの意義を語りました。最近障害手帳を取得した仲間は、地域に住む障害者がいたから相談でき、手帳を申請する戸惑いが整理できたと語りました。
 民間賃貸で「アルゴ」の新家屋を探した障害者は、物件の大家さんに会ったら、障害者だとすぐ断られた悔しい経験を語りました。
 介護に入っている地域の学生から、分離教育の中、障害者と親しくなる自信が持てずにいたが、介護に入る中で障害者と健常者が共に生きれる確信を持てたと報告されました。また、障害者が集団だから介護も集団となり、相談しながら介護できたなど、続々と報告が続きました。市の職員も身を乗りだして聞きいっていました。
 最後に専従介護者のことが障害者から語られました。話しがすれ違いがちな障害者同士の会話を整理するなど、障害者同士の団結を促進していることが報告されました。
 熱のこもった当事者からの発言に、市の職員が「検討します」で終わらせようとしたことに、山口市議員の藤村さんが、「要望がある、と計画に記載しないことには何も進まない」と追求され、交渉は終わりました。

 この交渉を受けて、翌々日の懇話会で、身障者の集団生活の制度化を検討する、と計画に記載される成果を生みました。
 この勝利的地平の上に、障害者の自立拠点「アルゴ」への行政援助をかちとりましょう。今後もご支援ご協力お願いします。